北大オケについて

北海道大学交響楽団、通称「北大オケ」は、100年以上の歴史をもつ北海道大学公認の学生オーケストラです。札幌・北海道の地で、春と秋の定期演奏会を中心に、依頼演奏、室内楽演奏会、大学行事での演奏など、幅広く活動しています。

北大オケの歩みは、1921年12月、北大恵迪寮内で成立した「北大ソキエタス・パストラーリス」の一部「札幌シンフォニー」に始まります。1923年には関東大震災義捐音楽会を開催し、1925年には「歴史的演奏会」として古典派から当時の近現代作品までを取り上げました。演奏を通じて大学と札幌のまちを結び、新しい音楽に挑戦する姿勢は、創立当初から受け継がれてきた北大オケの大切な精神です。

戦後の困難な時期を経て、1956年には「復活演奏会」を開催。この演奏会が第16回定期演奏会として位置づけられ、現在まで続く定期演奏会の歩みへとつながりました。2022年秋には創立100周年記念演奏会、第150回記念定期演奏会では札幌コンサートホールKitara大ホールにて、下野竜也氏を客演指揮に迎え、マーラー《交響曲第5番》などを演奏しました。

私たちの活動

北大オケは、年2回の定期演奏会を活動の中心に据えています。そのほか、室内楽演奏会、依頼演奏、入学式・卒業式など大学行事での演奏、新入生歓迎活動、合宿など、年間を通してさまざまな活動を行っています。団員は学部・学年・専攻を越えて集まり、一つの演奏会に向けて練習を重ねています。

演奏会では、古典派・ロマン派の名曲から近現代作品、北大オケゆかりの作品まで、幅広いレパートリーに取り組んでいます。定期演奏会の演奏動画やアンサンブル演奏は、YouTubeでも一部公開されています。

北大オケらしさ

北大オケの大きな特色の一つが、北海道の地に根ざした音楽との関わりです。永久名誉指揮者・川越守先生は、戦後の北大オケの再建に尽力し、長年にわたり定期演奏会、道内演奏旅行、東京演奏会などで当団を導きました。また、《北海の幻想》《カムイ・ユーカラ》《狂詩曲第1番》など、北大オケに深く関わる作品を数多く残しました。

特に《北海の幻想》は、団員の間で「ほっけ」の愛称で親しまれてきた作品です。ソーラン節をモチーフとしながら、西洋の管弦楽編成によって北海道の風景や空気感を描くこの曲は、北大オケの歴史と個性を象徴する作品の一つといえます。